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FXが難しい理由とは?

数週間前、ドル円の価格が一時160円に迫る勢いで注目を集めました。ずっと上がり続けるならと、FXに興味を持たれた方も多いかもしれません。

 

ですが、一般的にFXは難しいとされています。今回は、FXが難しい理由についてご紹介します。

 

その前に、そもそもFXというものについて説明します。FXは、外国為替証拠金取引“Foreign Exchange”の略称です。何をしているのかというと、証拠金を差し入れて、日本円と米ドルなど、2つの国の通貨の為替相場予測して売買を行っています。

 

この予測してというところが、FXの難しさの根源にあるものです。

例えば、FXでは

1.価格の低いときに買い注文→価格の高い時に売り注文

2.価格の高いときに売り注文→価格の低いときに買い注文

を行うことで、その差益を儲けることができます。

 

チャートで示すとこんな感じです。(GMOコインの説明より引用)

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1は誰でもわかると思いますが、2については持ってないのになぜ売り注文?と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、FXはあくまでも未来の相場を予測するものなので、2のような取引を行うことができるのです。

 

このように、FXは予測しなければならないという点において難しいのですが、他にも株式相場や金の価格などに比べて値動きが激しいという点があります。これは、暗号通貨も似ているのですが、FXは様々な機関投資家も売買に参加しているため、秒単位で価格が著しく変化することが少なくありません。

 

また、FXを行うにあたっては大抵はレバレッジ取引を行います。レバレッジとは、担保となる証拠金の最大25倍の金額を取引することができる仕組みのことです。さすがに、25倍で取引することは多くはありませんが、一般的には2倍~10倍程度で取引を行います。こうすることで、予測を当てたときにより多くの利益を得ることができるのです。

 

しかしながら、このレバレッジ取引には深刻なデメリットがあります。それは、予測が外れると2倍~10倍程度の損害を被るということです。もちろん、手持ち資金がマイナスになる前にロスカットといって強制的に損切りは行われますが、それでも手持ちがゼロになる可能性も秘めているのです。

 

いってしまえば、競馬や競輪のようなギャンブル性を少し帯びているのがFXなのです。そのため、FXは計画的に余裕資金で行うことを守らないと大変なことになります。

 

もちろん、FXで儲けている人もいますし、機関投資家もいます。だから、FXがまったく悪というわけではないのです。ですが、簡単に始められるからこそ、儲けるハードルもまた高いと言えるでしょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。お役に立てれば幸いです。それでは👍