持ってても意味がない? 個人向け国債を勧めない理由
最近、Twitterを見ていると個人向け国債のCM広告を目にします。桜井日奈子さんがイメージキャラクターらしくCM自体は可愛らしくて良いのですが、個人向け国債はお勧めできません。
今回は、そんな個人向け国債の説明と、勧めない理由をご紹介します。
まず、個人向け国債というのはその名の通りで個人が買うことができる国債です。国債というのは、国の借金のことです。国にお金を貸す代わりに、満期になると利息を上乗せして返してもらえるという仕組みです。
一見、話を聞くと国という絶対安定の運用先でお金を増やせるならいいじゃん!と思うかもしれないのですが、何がいけないのかというと年利が極めて低いのです。
固定金利で5年物の国債だと、ご覧の通りで年利はわずか0.05%です!
国債には、変動10年、固定5年と3年がありますが、いずれも利率は下限となる0.05%に近い数字で運用されています。これは、日銀が長らくゼロ金利政策を行ってきたためです。
なので、現在は個人が国債を買うメリットはほとんど無くなっています。。。
考えられるターゲットとしては、資産家や企業、外国政府などの巨万のお金を持っている機関投資家ぐらいです。国債は最低でも0.05%の年利を保障するので、機関投資家からすれば 100億円預ければ500万を黙っていても手にすることができるのです。
ちなみに、個人が投資をするのには、積立NISAなどの方が良いですね!
来年から、新NISAもはじまり益々機運が高まりそうです。非課税枠でコツコツとやっていくのがベストです。
今回は、そんな個人向け国債についてのお話しでした。最後まで読んでいただいてありがとうございました。それでは✋